2023 ~The Eden~

クニウミ

2023 8/8
デジタル版
255×255

富士山の火口から、天に伸びる男性(石棒)と

その男性に愛の波飛沫を惜しみなく浴びせる女性(土器)。

愛のしぶきを受け取って、男性はぐーんと天へとそのチカラを伸ばしています。

男性は構築する上向きの火(カ)、
女性はその原動力となる愛を与える、豊かな水(ミ)。
火と水、男と女(カとミ=神)。
古事記のイザナギ(男神)とイザナミ(女神)
国産み(クニウミ)をする男女一対神。

「国」とは、男女が錬金して産み出す世界。今回のテーマである「Eden(楽園)」とも言えます

 

実際の世の中も、社会を構築するのは男性(男性性)のチカラであり

それを眼差しで見守り、自然から受け取ったエネルギーとインスピレーションを原動力として与えるのは女性(女性性)だと思います

 

今は「女性性の時代」と言われますが、それは「女性が男性より偉い」「男性性のチカラはもう要らない」「みんな女性らしくしよう」とかいう訳ではなく、

「あくまでそれぞれの役割があり、世界を作っていく男性性に原動力を与える、女性性の愛が今後ますます必要になっている」。

それが双方、バランスを崩している時代(男性性が強め)がずっと続いていたと、私は捉えています。

この、男性性と女性性の役割の違いが「宇宙のことわり」であるのだとすれば

その役割分担とエネルギーがうまく整えば無理がなく、効率がよく、上手くいって、かつ、楽しい。

だから女性は素直に女性性を取り戻した方が理にかなっていて効率良くて、楽しいんじゃないかな〜・・と近頃、ますますそう思うのです。(私は女性性弱めだったので・・でもほとんど私と同様、全体的に弱めかと)

もちろんそれは私の理想とする世界なのでどう思うかは人それぞれ、全くの自由なのですが・・土器と土偶と石棒。これほどはっきりとした造形を作った縄文人も、もしかしたらそう思っていたかもしれません。非常に合理的だなぁと。笑

 

男性性と女性性による共同創造。

それは豊かな火と水を併せ持つ美しい富士山を頂く、この日本から始まることをイメージしています。

力強くありながらとても可愛く、綺麗な色にまとまりました。

あなたのクニ(Eden)は、誰と作る、どんな世界ですか。

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