2022 Exhibition

メオト

2022 5/5
デジタル版
194×139

男と女。
直線と曲線の心地よい統合。

 

ただただこの土器の造形が美しいな、描きたいな、と思ったことがこの作品のきっかけです。

渦のなかに惹き込まれるようでした。

土器は女性。曲線は女性性。

この中に、豊穣を願う食物を入れたりしたんでしょうか。

なんの変哲もないどんぐりを入れただけでも、「スーパーどんぐり」に生まれ変わってしまうのではないかと思うほどエネルギーのある造形です(スーパーどんぐりって何)

これほどまでに強烈なエネルギーを静かに放つ、それでいて芯のある艶やかな女性になりたいものだと思いながら

背景には男性性をイメージして、直線を描きました。

え?男性は直線だけ?と思われるかもしれませんが・・女性は土偶や土器といったもので表現され、とても凝っている一方で、男性の表現=石棒です。

非常にシンプル。シンプルイズベスト・・?

男性は、おおらかに見守っていてくれるのです。

もしかして、宇宙はそんなバランスがベストなのかもしれないな、なんて思ったり。

 

このイエローのストライプと、何かを包含し、オレンジ色に渦巻く土器。

男女が心地よく統合し、インテリアとして、洒落た雰囲気に落ち着いたと思います。

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