2022 Exhibition

宇宙の起源

2022 5/5
デジタル版
194×139

実際に、こういう土偶がいらっしゃいます(フライパンと卵は付属しません。)

出土する土偶はたいてい、月でも眺めているかのように斜め上を見ているものが多いのですが

例にもれず、この空を仰ぐ感じ・・この子は一体何をしているんだろう、と思った時

「あっ!やっちまった!!」という瞬間の、自分と重なりました

「あっ!」という、「パチン!」と何かが弾けるような瞬間。

コップを割ってしまった瞬間。

目的地と逆の電車に乗ってしまったことに気がついた瞬間。

オンライン会議の音声をミュートにしていなかったことに気がついた瞬間・・

そんな時、私はいつも心の中でこんなポーズをとっています(実際取ってるかも)

 

そんな、凪いでいた世界が一瞬にして反転するような感じ。

「これは、宇宙が生まれる瞬間と大して変わらないんじゃないか?」

宇宙に関する理論とか、専門的なことは全くわかりませんが、そう思いました

 

日常の中にも宇宙はあって、選択の数だけ宇宙がある。

一見、思いもよらない宇宙に飛ばされたようでも、それもまた楽し。

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