故郷にある、神社のご神木。
自分の内側の、男性性と女性性の統合。
この神社さん、ずっと私はその存在を知りませんでした
実家のある場所から、川を挟んだちょうど対岸の山の中にひっそりと鎮座する「神妻神社」。
「人里離れた」というのは、こういう所を言うのですね。という場所におわします。
きっかけは、ある本の一節に「神妻」(おそらく「かみつま、かみづま」と読む)という単語が出てきたから。
「昔、女性は神の妻として認識されていた」という説による「神妻」という単語だったのですが
私はこの字面を、地元の神妻(かづま)という、馴染みのある「地名」で認識しました。何気なく地元・神妻を調べていくうちに「神妻神社」の存在を知ります。
5月の連休、帰省の際に私は神妻神社を訪れました。
ちょっとした条件がいくつか揃わなければ気軽に行けない場所だったのですが、兄が連れて行ってくれました。
ご神木を見た時、涙が出ました
スギとケヤキが根本で合体していたのです。
「やっぱそうですよね」と。
あきらめてしまった心を、より集めて繋ぎ合わせ
「絵を描く」決心をした。
「女性」として生きると決めた。
そんなタイミングになぜか、原点となる場所に呼ばれるように訪れることができ
「2元的なものの統合」というテーマを、肯定してもらえた、ような。そんな気がしました
ご神木を眺めているのは、ヒップのかわいい土偶ちゃん。いい味出してくれています。
私の中の男性性と女性性は、まだなんだかんだともがいていますが
この神妻の神様に
この生まれ育った土地のエネルギーに、
いつも見守られている感じがします。