2025/3 exhibition

真空の完全花

2025 1/1
デジタル版
255×255

完全花(かんぜんか)とは、 1つの花に雄しべと雌しべの両方を持つ花。

両性花(りょうせいか)とも呼ばれます。

桜も、完全花のひとつです 。

男か女かわからない状態で 40年以上生きてきて、

あることがきっかけになって 「女性性を取り戻す」旅に出た、わたし。

たぐいまれな出会いと、 たぐいまれな経験を経て

わたしはようやく女性を取り戻したのです。

(詳しくはブログをどうぞ:

【音声配信】なぜ、霞ヶ関勤務→縄文の絵を描く人になったのか?)

でも、それが終わりではないことを、いやというほど教えられました

「せっかく女性に戻ったのに」 という私に

「違うよ」と。

ここはゼロ地点、

いま、ようやく準備ができたというだけ。

ここからようやく、わたし本来の魂の目的を叶えていく。

叶えられなかった沢山の、先人の思いとともに

男でも、女でもない ひとりの表現者として。

昔、個展で不思議な雰囲気を持つ方にこう言われました

「あなたはもっと、男性性と女性性が統合している絵が描けるはず」と。

今はどうなのかわからないし、まだまだこれからなのだと思うけど

とにかく今は 「真空で咲く花」が描きたいと思いました。

余計な概念の入り込まない、純度しかない真空の世界で咲く花があるとすれば、一体どんな花だろうと。

参考ブログ(音声配信):これからは「好き」の純度。

地球の花は、雌しべは1つに対して雄しべが複数ありますね。これは受粉の可能性を上げるためなのだとか。

宇宙の真空なら、たぶん一対で構わない。

余計な風も吹かなければ、惑わされる不純物もない。

ただ、寄り添い向かい合うだけでいい。わたしは、一対がいい。

自身の中の、男性性と女性性が統合した形

雄蕊と雌蕊が ただ一対の

純粋な、純粋な創造の原点

宇宙に咲く、真空の完全花。

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