酷な暑さですね・・みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今日、7月19日でちょうど、初個展から1年が経ちました。
連日暑い日が続いたにも関わらず本当にたくさんの方が画廊にお越しくださり・・・。
あの時の嬉しかった気持ちと、頂いたご縁は今でも私にとって、ほんとうにかけがえのない、大切な宝物です。
あらためて、心よりお礼を申し上げます。
1年経って、今立っている場所を、格好つけずに、等身大で見つめてみると
正直、心もとない感じです。
どこにも寄りかかることができないというか。
昨年、20年以上やってきたサラリーマンを辞めて、まさかのアーティストになってしまい笑
フリーランスとして活動をはじめ、2度目の展示会も盛況をいただき、そして大変お世話になった浅草の画廊を卒業させて頂くことになり・・今はイラストのお仕事も頂きながら、次の作品作りや開催場所について思案しているところです。
ここまでずっと、私は自分の拠り所を探し続けていたようです
私は自由になりたかった。そして思い切って仕事を辞めて、好きなことを仕事にして、
ついに自由になったと思っていました
自分というものを確立したと思っていました
でもそれは「自分というものが全くなかった」ということを思い知るキッカケでしかありませんでした
雇われという仕事、妻という役目、コミュニティ・・
何か自分に役割をくれそうな人、役割という仮面をつけて本当の自分に向き合わなくて済む場所に、寄りかかっていました
自由になったつもりで、どこか束縛されることを自分から望んでいたのです
その時はいつも「ここにいることが正解」「ここにいれば安心」「この人が私を幸せにしてくれる」「これをやれば新しい作品のヒントを貰えるかもしれない」と思っていました
でもしばらくすると、手を振り払われるように「違う」というサインがやってくるのです
「そんなものは外側にありはしない」のだと言わんばかりに
わたしは仕事を辞める前、「どうせ絵を仕事にすることなんてできない」「思い通りになんてならない」と
その時の状況を言い訳に、考えるのをあきらめていました
というか「これこそが幸せなんだ」と思っていました
仕事を辞めて自由になったら「自分」が無かったことに気がついて
「自分探し」を外側に求めるようになりました
そんなこんなで1年間、何をやっていたかというと
私の中の軸は長らく行方不明で、今、ようやく内側に目が向いたのかな・・?という進捗状況なのです笑
薄々感じていたけど、もう、自分の内側から生み出すしかない。
たぶん、そういうことなんだと思うんです。
今でも何かに、誰かに寄りかかりたくて仕方ないのですが・・・笑
今日、クローズアップ現代でB’zのお二人がインタビューに答えているのを見ました
「これだけ長くバンドを存続し続けるのは、大変だったのではないですか?その原動力は何ですか?」
という問いに、
「う〜ん、大変といえばそうなのかもしれませんが・・やっぱり『好き』だからやってるんですね」
と。
そういうことですよね。
だったら私もやれる。というか、やるのでしょう笑
こんな私ですが、今後とも見守っていただけるとありがたく思います。
そして、いつも変わらない愛を、本当にありがとうございます。
暑い日が続きますが、どうぞお身体をご自愛されますよう。またお会いできることを楽しみにがんばります。