行ってきました、宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」。
道ですれ違う人が「ジブリ」と言っているのが2度も耳に入ってきて
広告を打たなくても、時代に求められているんだな・・と感じました。というわけで少しだけ感想を・・
ふわっとした感想ですが、ネタバレが気になる方は読まないでね。
宮崎監督が「あの世」を表現したら、こういう世界なのかぁ・・と。
死と再生が混在する、極彩色の世界。
宮崎監督の「あの世」表現は別の作品にもありますが、これだけはっきりと「あの世」を描くのは初めてなのでは・・?
私は小学生の頃に彼の作品「風の谷のナウシカ」に衝撃を受け、以来ずっと影響を受けてきました
監督の不思議な世界の表現は、コミカルで、不気味で、寂しげで奇妙で。
見たことのないユートピアのようで、ふと秋の日にみた物悲しい日差しのような。
どこか深い記憶のなかで触れていたような懐かしさを感じる世界です。
私の前世や生まれてくる前、こんな感じだったのかな・・と楽しく想像できる演出もあり、
また磐座とか、隕石みたいな表現が多いように感じられ、
その時は能登で見た磐座や洞穴を思い出し・・とても古い、宇宙創生くらい古い意思を感じました
そして私がとくに感じたことですが
「私たちは、やっぱりあの世で約束をして、この世に生まれてきている」。
出会って、今世こそ、本当の自分を生きようと。
本当の愛を知るために。
それは私の、私とあなたとの約束でもあり、ご先祖様から、なんなら宇宙から託された願いでもある。
今はその約束も、互いに忘れてしまっているけれど。
いま、出会っているということは偶然ではなくそういうことなんだと思うのです
だからもう、自分を傷つけないで。
こうして映像で見せてくれたことで、より鮮やかに確信が持てたというか・・
すずめの戸締りの深海誠監督もそうですが
やっぱり凄いな、と改めて思いました。私もこんなふうに具現化できるかな。
これが放映されているタイミングにおそらく偶然はなくて
いま「私たちはどう生きるか」を、一人一人が真剣に考えるとき。
それをご先祖様が、私たちの魂が、宇宙が促している。
ということなんだと、わたしは思いましたが・・解釈はそれぞれにゆだねられていますね。
また見にいってみたいと思います。