結婚して苗字が変わる前
「おーい、ほんまちえ」と
フルネームで私を呼ぶ人がいました
苗字が変わったあとは「もう『ほんまちえ』じゃないね」と、ちょっと残念そうでした
それから時が経ち、かれこれ20年
母親が「ちえが産まれた時の、名付観音の記録出てきた」と
唐突に写メを送ってきたのです
よくよく見ると、
「え」じゃなくて「ゑ」じゃん!!!
画数違うまま40年ちょい、生きてきてしましたよ!???
・・ということがあり、名付観音のアドバイスをガン無視したようなこの事実に私は爆笑しました。
これが2年前のこと。ビジネスネームを決めるタイミングでした
「変換しづらい文字は向きませんよ」と言われましたが
わたしは不思議とこの「ちゑ」がしっくりとして、とても気に入ったのです
「時代に沿った生き方をしたい」と望んでも
それはとても奥が深く単純ではなく
でも、本当の名前と今の自分を一致させていれば
心許ない黄昏時でも
なんとか足の踏ん張りがきくようで
互いの名前を呼ぶ声も、聴き取れるのではないかと。
セッションを受けた赤坂の帰り道、そんなことを思ったのでした