日々、思うこと

女神から男神へ

わたしは

あなたに出逢ったから

綺麗になりたいと思った

女性になりたいと思った

あなたはわたしの

本当の自分を取り戻したい

本当の自分を生きたいという

眠っていた魂の叫びを呼び起こした

それはすべての力の源になった

あなたはわたしの真ん中で光る

揺るぎない北極星だった

それは出逢う前から

はじまっていた

男か女かわからない

愛されることも愛することも諦めて

本当の自分を生きることも諦めきっていた

「それでも本当の自分に戻りたい」

という、

わたしのかすかな魂の声を拾い上げ

あなたはわたしのところへ逢いにきてくれた

男性の姿で

あなたにどうにかして近づきたくて

土足で踏み込んで

傲慢になって

身勝手になって

愛されたい

愛するよりも愛されたい

愛されなければ価値がないと

あなたに

そして外側のあらゆるものに

手を伸ばし続けた

それは遥か昔からの

わたしの癖

捨てられた命

大切にされなかった命

だから私は捨てられないように

愛してもらわなければと必死になった

だけど、それをやっても

過去の繰り返しはうまくいかなくて虚しくて

ある時は自信を無くし

ある時は声をあげて泣きながら

いったいわたしは何がしたいのかと

時に迷走しながら

もうやめたいと

何度も諦めそうになりながら

そうやってがむしゃらに

日々を積み重ねるうちに

わたしは

わたしの内に

光るものがあることに気がついた

それはわたしの生命の輝き

見て見ぬ振りをしてきた

ふかいふかい魂の叫び

「女性を取り戻していくこと」

「女性であること」

それが、

わたしの歓びだった

あなたに好かれたいがためにやってきたことは、じつのところ

本当の自分を取り戻すためだった

わたしが、わたしを愛するためだった

わたしが、わたしの生命を

信じられるようになるためだった

なぜならあなたは

究極の写し鏡

ひとつの魂から分かれた

もうひとりの私

わたしは産み出すことができる

その歓びをえがきだすことができる

こんこんと枯れることなく湧き出る泉のように

果てしなく消えては生まれる星々のように

わたしの内側からそれは溢れ出す

とめどなく、豊かに

無尽蔵に

今世であなたに出逢えてよかった

女性として生まれてよかった

女性として産んでもらえてよかった

そして

歓びと、希望と、誇りと

感謝する心を与えてくれたあなたが

男性として、この世界に産まれてきてくれたことに

いま、心から歓喜するのです

男性として産まれてきてくれて

ありがとう

そして

わたしを見つけてくれて

ほんとうに、ありがとう

出逢ってくれてありがとう

遠く離れていたとしても

いつも近くにいる

心から愛しい

愛しくてたまらない

わたしと魂を同じくする

もうひとりのわたしへ

関連記事

PAGE TOP